「夏涼しく、冬暖かい家」だれもがこんな家に住みたいと願っています。
特に、省エネ住宅が求められている現在、自然の力を利用し、納得できる理論に沿った家づくりをしていきましょう。
人は 夏と冬で衣替えして、季節に合わせた服を着ますよね。
スタジオカーサでは 家も同じように 夏と冬に性質を変えられるシステムで、季節に合わせた「涼房空間」「温房空間」をつくります。
- 高気密
- 外張断熱
- 輻射熱材
- 通気(床下~壁内~天井裏・室内)
- 高性能ペアガラス
この5つを基本として、熱環境に対応した空間をつくります。
夏 (外気温 30℃冷暖房なしの時)
床下換気口を開け、空気を取り込みます。家の熱で暖まった空気は軽くなり、壁内を上昇し、天井裏から排気されます。この時、余分な湿気も排湿されます。輻射熱材により、外部からの熱の入りを反射し、遮熱します。
通常の住宅は外気温+6℃くらいで、天井熱は50℃を超えています。
冬 (外気温 3℃冷暖房なしの時)
床下換気口・天井裏換気を閉じます。基礎まで断熱してありますので、地熱を利用できます。
壁内の空気はあまり動かず、この空気は最高の断熱材となります。内部には24時間換気計画で、新鮮な空気が供給されます。輻射熱材により、内部の熱を反射する事で室内の保温性が高まります。
通常の住宅では外気温20℃くらいで床下換気口が開いている為、特に床が冷えて足元が冷たいです。
家全体ですっぽりとつつんで輻射熱材、外張断熱材により、エアコンなどの冷暖房器具効率は約4倍となります。
(例:8帖用エアコンで8帖×4=32帖の効力)
夏 の場合
外張断熱材なので湿気で断熱性能が下がらない。他の断熱材は湿気で性能が低下します。
また、木の表面が多く、木自体が調湿します。
地熱で床下はひんやり。床下に入った空気は、家の中の熱を吸いながら上昇し、放出されます。
冬 の場合
家中同じ温度です。床下と天井裏を閉めれば空気は止まります。止まった空気は断熱材となります。
断熱材(=防寒着)と輻射熱材(=保温下着)で自分の熱を使って暖かく。少しの暖房(=カイロ)で充分暖かい。
地熱のおかげで、閉じられた床下は冷えません。一年中開けっ放しの床下換気口は窓を開けっ放しにしているのと同じです。貴方は冬中、窓を開けっ放しにしますか?